次へ HOME


森公孝さん
有限会社フォレスト
代表取締役

『心』
〜お客さまを愛し、感謝の心で作られる情熱の花束〜

静岡県沼津市・三島市で、花屋『花工房*花チュール(カチュール)』を経営している森さん。

「うちの営業マンの子には、お客さまと会った瞬間から、お客さまを本当に心から愛してください、と言っています。」
「デザイナーの子には、お花を届けたときにお客さまが喜んでくださるイメージを持って、お花を作ってください、と言っています。」
「納品の際には、うわべじゃなく本当に感謝の心で納品してください、と言っています。」

お客さまに対する愛、感謝の気持ち、そして商品に対する情熱が、11年間ずっと大切に守り続けている、森さんの断固たるこだわりである。

◆ ゼロからのスタート

知識もない、コネもない、あるのは情熱のみ。

大学時代、アルバイトの森さんを息子のように可愛がってくれた社長と、その素晴らしい会社の存在がきっかけで独立を意識するようになる。
大学卒業後は、ガス会社・健康食品会社・通信会社と転職し、営業で1番の成績を上げながらも「どういう会社にしようか」と考え、独立のタイミングをうかがっていた。
「僕は今、お花屋さんに、ものすごい自信と自負と誇りを持っているんですけど、お花ってすごくステキじゃないですか。いい商品ですし、いい商売だと思いませんか?」

サラリーマン時代に生け花をしていたこともあり、花屋に対する情熱に火が灯る。

「若い頃は情熱ばかりで、具体的な考えはまったくなかったですね。営業の成績もよかったから、『俺ならなんとかなる』っていう自信とうぬぼれがあったからやっていけたんだと思います。実際はなんとかならなかったですけどね。」

昔を思い返し、苦笑しながらさらに続けた。

「だから、独立してまずバカが治りました。自分ひとりじゃ何もできない、世の中はそんなに甘くないって気づきました。」

花屋に関する知識もなければコネもない。そんな森さんの強い味方といえば、花屋に勤めた経験のあるスタッフがいたということ。店主が従業員から教わるというスタイルで、『花工房*花チュール』が始まった。

◆ 大きなお店よりも深い心を求めて

多くの花屋から学んだ花チュールの基礎

独立前、花屋に関しては素人の森さんが、自ら足を運んで観察した花屋の数は200〜300件にも及ぶ。

「3,000円の花束をお願いします。」

訪れた花屋の中で、特に気になった約100件の花屋では、実際に花を購入して、その一部始終を観察する。どういう風に花束を作るのか、どういうサービスをしてもらえるのか。注文した花ができるまでの待ち時間が、勉強の場なのである。

「大きなお店よりも、小さなお店で店主が自ら作ってくれる花束にはいい物が多いんです。お客さまに喜んでもらおうという気持ちがありますし、感謝の心で作るからだと思います。」

店主がお客さまに感謝をするのは当然のこと。しかし、スタッフがどこまで感謝の気持ちで接客ができるか、どれくらい心のこもった花束が作れるか。そこが重要であると森さんは考えている。

そんな森さんの考えから生まれた花チュールのこだわりは『心』である。それは店主だけでなく、花チュールで働くスタッフの、お客さまや商品に対する心の深さが他の花屋との違いであり、森さんが貫く花屋のカタチである。

1/4
次へ HOME