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高柳 敏男さん
株式会社タカヤナギ会長

〜我が人生に定年なし〜
◆ 仕事を楽しみ遊んでひらめけ!

「やっとできたよ。」そう話し始める高柳会長のこの笑顔。ワクワクさせられませんか?

「納得のいく、『これはいいよ!』と自信を持って言えるものができたんだよ!」
声弾ませる高柳会長はこの夏、画期的な再生品原料のサンプル配布を始めた。独自の技術により、点滴パック・点滴ボトルのリサイクルを実現。さらに、その再生品原料はこれまでの品質とは大きく異なり、バージンに匹敵する高品質を保証する。

2008年7月。株式会社タカヤナギが、新しいエコ技術と再生品原料を世に送り出す。

◆ 医療廃棄物の収集を始めて17年目の着想。

産業廃棄物収集運搬業のひとつとして

医療廃棄物の収集を始めた17年目のこと。排出元である病院・医院から排出される点滴パック・点滴ボトルの多さに、「これを焼却処分し続けるのはあまりにももったいない。これをどうにか再生できないものか。」と思ったのがきっかけとなり、今から3年前、沼津の西沢田に工場跡地を購入し、本格的な研究を開始した高柳会長。

「はじめは焼却処分されていたものを再生するという、ただのリサイクルを目的にしていましたが、研究を進めていくうちに、中途半端な再生品ではなく、バージンに匹敵する品質を持つ再生品を作って初めて、みんなに喜ばれるのではないかという考えに変わっていきました。」

CO2削減・地球環境保全など企業のイメージアップとなるリサイクルの意識に加え、現代の原油価格高騰の折、貴重な代替燃料を安価で提供する技術に、高柳会長はいち早く着眼していた。

◆ 株式会社タカヤナギのリサイクル

「大手企業でもこの手の研究を積極的に進め、特許を出しているようですが、我々の技術には行き着いていないというのが現状ではないでしょうか?」

デリケートな作業を機械化することによって、大手企業もなしえない高いコストパフォーマンスの仕組みを3年の月日をかけて確立させた。(技術的な詳細は、株式会社タカヤナギのホームページで紹介されている。)

「リサイクルするにあたり、一番研究に時間を要したのは、この3つですね。」
そう高柳会長があげたのは、以下の3つである。

1. 点滴パックに接着されたラベルの剥離
2. 点滴パックに記載された油性マジックを消す作業
3. 注射針がささったゴムの分離

「研究のほとんどは、この3つに費やしたといっても過言ではなく、特にラベルの剥離とマジック消しに関しては、我々の技術によって99.9%きれいになり、その作業時間は、手作業で1000枚処理するのに8時間かかるところを、40分に短縮し、12倍の効率化が得られます。」 再生品原料の品質とリサイクル技術の高さは数値化され、確かなものだと納得させられる。

◆ お金があるから、いい仕事ができるわけじゃない

「お金をかけるのは、あまり好きじゃありません。」

実際に、大手企業でも生み出せない機械化の仕組みは、九州から購入した「中古品コンクリートミキサー」から始まった。

「お金をかけていいものができるのは当たり前だと思います。僕たちがしているのは、労働ではなく仕事です。にんべんのつく作業をしているからには、どうお金をかけずに頭を使いアイデアを出すか、今までに培われた知恵と知識をどれだけ絞り出せるかだと思っています。」

「例えば、1億円の研究費をかけて開発された技術や商品を提供する時は、その研究費を回収するだけの価格がつけられます。それでは本当の意味でお客さんは嬉しくないと思うのです。最低限のお金で、最高のものを生み出してこそ、お客さんに喜ばれる仕事ができるのだと思います。」

言葉の通り、一つのコンクリートミキサーをもとに20〜30個の方法を試し、多くの失敗から知見を得て、自分の経験とアイデアで改造・改良を繰り返し型を変え、特許を出願するまでのリサイクル技術を生み出した。

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